海外でも自由に日本のテレビを観る!- Slingboxの設定方法と一年使ってみた感想
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↓こちらの記事で「海外に持って来て良かった物No.1に挙げたSlingbox。
イタリア移住準備3 | 海外生活に持って来た物、持って来て良かった物
今回は詳しい設定・設置方法や一年使ってみた感想を書きたいと思います。
なお、私は比較検討の結果、Slingboxという手段を選択しましたが、海外で日本のテレビを観る方法は他にもあります。それぞれの方法を比較検討した記事↓も良かったら参考にしてみて下さいね!
海外で日本のテレビを見る方法の比較 – VOD、Slingbox、ガラポンTV
Slingboxの設置・設定方法
用意する物
この記事ではSlingbox M1の正規品↓を購入したことを前提で説明します。(海外版や中古品ではパーツが足りない可能性もあるのでご注意ください。)
<用意するもの>
- Slingbox M1(本体及び付属品)
- Slingboxに対応したDVDプレーヤー
- テレビアンテナ用ケーブル
- LANケーブル
- 養生テープ(または両面テープ)
- 視聴用の端末(iPhone、iPad、Androidスマホ、Androidタブレット、パソコン(Windows・Mac))
Slingbox M1の正規品の中身はこんな感じです↓
DVDプレーヤーは、既にお持ちであれば購入する必要はありませんが、ご家族や他の人が使っていて専有できない場合はSlingbox専用のプレーヤーを購入することをお勧めします。
Slingboxに対応するプレーヤーの型番はSlingboxの公式サイトで調べることができます。(大抵の機器は接続できるようですが…)
私の場合、家事や作業をしながらの「ながら見」がメインなので、そこまで画質にこだわりは無く、「観られれば良い」程度でした。
なので、できるだけ費用を抑えるため、メルカリで中古品を購入することに。
8年物のSONYのBDZ-L95を15,000円で購入しました。(ハードディスク交換済みだった点が気に入りました。)
↑BDZ-L95(SONY)
それから、DVDプレーヤーをアンテナに繋ぐためのアンテナケーブルも必要です。
↓こんな感じの物です。
LANケーブルは必須ではありませんが、Slingboxでストレス無く視聴したい場合、Wi-Fi接続よりもLANケーブルで有線接続することをお勧めします。
養生テープは、SlingboxのリモコンアンテナをDVDプレーヤーの受信部分に固定するために使います。
Slingbox M1の設置方法
設置方法について、正規品であれば↓このようなクイックスタートガイドが付属してくると思うので、このガイドに従って設置してみて下さい。
①Slingbox、DVDプレーヤー、HDMIコンバーターを接続する
- DVDプレーヤー、HDMIコンバーター、(テレビ)を接続する
- HDMIケーブルのOUT(出力端子)をプレーヤー側に、IN(入力端子)をコンバーター側に挿入します。
- DVDプレーヤーをSlingboxだけでなくテレビとも接続する場合はもう一つHDMIケーブルを用意し、HDMIコンバーターのOUT(出力端子)とテレビのIN(入力端子)に挿入します。
- HDMIコンバーターとSlingbox M1を接続する
- コンポーネントケーブルのOUT(出力端子)をHDMIコンバーターに、IN(入力端子)をSlingboxに接続します。
- 音声ケーブルのOUT(出力端子)をHDMIコンバーターに、IN(入力端子)をSlingboxに接続します。
②Slingbox M1とルーターを接続する
予め用意しておいたLANケーブルで、ご自宅のルーターとSlingboxを接続します。
③Slingbox M1の赤外線リモコンケーブルをDVDレコーダーに固定する
Slingboxに付属の赤外線リモコンケーブルの端子側を挿入し、もう一方の発光部分を、DVDプレーヤーの信号受光部(黒い小窓)に当たるように固定します。
固定するのには養生テープや両面テープを使うと良いようです。(私は養生テープを使って発光部分をプレーヤーに貼り付けています。)
④Slingbox M1、HDMIコンバーターの電源を入れる
最後にSlingbox、HDMIコンバーターの電源を入れます。
付属の電源アダプターコードをそれぞれの機器に接続し、コンセントに繋いでください。
Slingboxの左側の2つのランプが点灯し、右側のランプが点滅の状態になるまで待ちます。
Slingboxの設定方法
下記のSlingbox公式サイトより、まずはSlingboxのアカウントを新規作成します。
アカウントを作成後、視聴する端末に応じたアプリをダウンロードし、それぞれ設定していきます。
Macbook Proとは相性が悪いようで、上手く視聴ができません。
iPhone、Windows PC、Androidスマホでは問題無く視聴できます!
Slingboxを使う上でのアドバイス
以上で、お使いの端末からSlingboxが無事観られるようになれば大成功です!
ここで、一年以上イタリアでSlingboxを使っている私から、より快適に利用するためのアドバイスをまとめてみました。
DVDプレーヤーは操作性の良いものを選ぶ
海外からSlingboxを通して遠隔でDVDプレーヤーを操作する際、画面に表示されたバーチャルリモコンを使うのですが、ボタン一つ押すごとにインターネットを介してプレーヤーに信号を伝えるので、どうしてもタイムラグが生じます。(ボタン一つにつき1秒程度)
なので、なるべくボタン操作が少なく済んだり、録画予約の際に番組名で検索できるような、操作性の良い機器を選ぶと良いと思います。
また、私はニュースなども視聴するので、基本的に毎日接続してこまめに録画した番組の削除なども行なっていますが、撮り溜めしたい場合などは大容量メモリ(1TB以上)のある物や、古い番組から自動削除されていくような機能の付いた機器を選ぶと良いと思います。
録画予約は日本でして行く
前述の通り、リモコンのようにサクサク操作できないので、観たい番組がある程度決まっている場合は、予め日本でリモコンを使って録画予約をして行くことをオススメします。
もちろん新番組などは海外から録画予約できますが、ボタン一つ押すごとに1秒待つので、やや時間がかかります。。笑
オーバーヒート防止にゲタを履かせる
一年間使ってみて分かったのですが、Slingboxは特に夏場などはかなり熱を持ちます。
昨年、日本で猛暑日が続いた際にSlingboxがオーバーヒートしてしまい、丸1日使えなくなってしまったことがありました。
実家の父に電源を抜いてもらい、扇風機でクールダウンしてもらうことでまた使えるようになりました。
その後はオーバーヒートを防ぐため、Slingboxの下に木の板を二枚敷いてゲタを履かせ、設置面から浮かせています。
1〜2ヶ月に一度は再起動を
Slingboxにゲタを履かせて以降、調子が悪くなることは無くなりましたが、以前はよく落ちることがありました。(その際、端末から接続しようとすると「Slingboxが見つかりません」などと表示されます)
なので、もし頻繁に調子が悪くなるようであれば、ご家族に1〜2ヶ月に一回、電源ケーブルを抜いて30分ほど休ませ、再起動してもらうことをオススメします。
端末によってできる操作・できない操作があったりする
アプリの仕様の違いだと思いますが、iPadのSlingplayerアプリでは、DVDプレーヤーの電源が落ちた時に、電源を入れることができませんでした。
その場合はiPhoneからSlingboxに接続し、DVDプレーヤーの電源を入れていました。
最近はアプリがアップデートされたのか、iPadからも電源を入れられるようになったのでこのような問題は起きなくなりましたが…
もしいつも使っている端末では操作ができなくなってしまった、などという場合は他の端末から接続してみると良いと思います。
Slingboxを一年以上使ってみての感想
はっきり言って、本当〜に重宝しています。
イタリアに住んでいても、やはり心は日本人。日本の状況は知っておきたいものです。
また、話題のドラマやイタリアに関する番組などの情報が入れば、すぐに予約できるのも嬉しかったです。(来週の「世界不思議発見」はイタリアだ!など)
また、コロナ禍の間、日本の状況をリアルに知るためにいつもは観ないような複数の報道番組や特集などを録画し、情報収集していました。
テレビを全く観ないという人も多い中、私はやはりテレビから得られる情報も捨てたものではないと思っているので、日本と同じように自由にテレビを観られる環境は本当に有難いです。
私と同じように海外から自由に日本のテレビを観たいという方、Slingboxはオススメですよ!
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