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育児

イタリアの保育園の申し込み方法。公立・私立の費用や点数制度について【海外の保育園事情】

イタリアの保育園の入り方 育児

もうすぐ11月に入るというのに、イタリアは全体的に6月並みに暑い日が続いており、街の人達も日中はTシャツを着ています(笑)。

これまで朝は保育園を嫌がってグズって大変だった息子もようやく慣れてきてくれ、今日は初めてニコニコで元気一杯に保育園の中に入って行きました。

さて、そんなイタリアの保育園について、記憶が新しいうちに申し込み方法や実際に入れてみての感想などを書いていきたいと思います。

 

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イタリア、しかも全く地縁の街での保育園の探し方

Google検索画面

私のように在住期間が短く夫の地元でもない街に住んでいる人は、まず「一体保育園ってどうやって探したら良いのだろう」というところから始まると思われる。

現在はネットが普及しているので、主にネットでの保育園の検索方法について記載しておく。

 

地元の保育園をざっと探したい場合

イタリア語で保育園は”Asilo Nido(アジロ・ニド)“が一般的だ。

Google検索画面に居住するコムーネの名前Asilo Nidoと入れて検索すれば、検索結果にずらりとお住まいのコムーネにある保育園のウェブサイトが出てくるだろう。

 

市立の保育園を探したい場合

イタリア語で市立の保育園は”Asilo Nido Comunale“という。

なので、コムーネの名前Asilo Nido Comunaleで検索すればすぐに見つかるだろう。

ミラノのような大きな都市では複数の市立保育園があるが、我が家のように小さな田舎町には1つしか無い。(ので競争率も高い)

 

とにかく最寄りの保育園を探したい場合

公立・私立問わないので、とにかく家(や職場)から一番近い保育園を探したい!という場合もあるだろう。

その場合はGoogleマップがお勧めだ。

GoogleマップでAsilo Nidoと検索すれば現在地付近の保育園を洗い出して地図上にピンで表示してくれる上に、それぞれの施設の口コミ評価も見られたりするので便利だ。

 

ご近所の口コミ

地元の保育園を洗い出したものの、結局どこが良いのだろうという場合はやはり最終的には口コミが頼りになるかもしれない。

我が家の場合はマンション住まいのため、夫が理事会で顔を合わせるメンバーや上下階などの子持ち家庭に通園先やその保育園を選んだ理由を片っ端から聞いてみた。

また、週末に行っていた市民プールの幼児用プールでもベビー達の付き添いのパパママにさりげなく話しかけて情報収集に専念した。

私は日本でも超人見知りなので、夫のコミュニケーション能力が高いと大変助かるのである(笑)。

 

イタリアの保育園の預かり年齢と預かり時間

外国の保育園

私がこの街の保育園探しでちょっと盲点だったことが預かり時間だ。

もしイタリアで家探しをする際に「大都市より田舎町がいいわ!」なんて思っている人がいたらこの点をよく考えておくことをお勧めしたい。

 

イタリアの保育園は何歳から何歳まで?

イタリアの保育園は0歳3ヶ月〜3歳まで(保育園によっては6ヶ月からの所も)預けられる。

日本の保育園は幼稚園と並行して5歳まで預かってくれるが、イタリアの保育園はほとんどが3歳までとなっている。

 

保育園の預かり時間

そして預かり時間。

大体が7:00〜16:00までという所が一般的で、月齢が小さい赤ちゃんの場合などは午前中のみにすると費用も少し安くなる。

大都市であればこの後に18:00までの延長保育を申し込むことができる保育園もある。(トリノ在住の義兄夫婦は19:00まで預けていた)

が、田舎町では延長保育に対応した保育園が見つからない場合があることに注意が必要だ。

私が住む街では都市まで働きに行くワーキングマザーが少ないのか、全ての保育園の預かり時間は16:00までで、延長保育をやっている所が無い

さらに我が家が選んだ保育園はお迎え時間が厳格で、基本的には15:45に迎えに行かなくてはならない

こうなるとフルタイムでの復職を目指すのは厳しい。

 

イタリアの保育園の申し込み方法

contact-us

さて、良さげな保育園の目星がついたところで、今度は保育園への入り方だ。

特に市立保育園などは申し込み期間が設けられており、日本と同じように点数制だったりする。

ここではイタリアの公立・私立保育園の申し込み期間や点数制について紹介する。

 

申し込み期間

イタリアの保育園は9月から始まる。

コムーネによって申し込み受付期間が異なるが、市立の保育園の申し込み期間は毎年1月〜5月だ。

私達が引越し前に住んでいたコムーネの申し込み期間は1月だったが、現在住んでいる街は3月8日から受付が始まり4月29日に締め切りだった。

コムーネによって異なるので、「来年から保育園に入れよう」と決めた際は必ずお住まいのコムーネの申し込み期間を確認しておくことをお勧めする。

なお、私立保育園の場合は定員に達するまで受け付けている場合もある。

 

申し込み方法

申し込み方法はウェブサイトに掲載されているメールアドレス宛にメールをするか電話をかけるのが一般的だ。

私立保育園の場合は空きがあればそのまま見学や面談という流れになるが、市立保育園は定員オーバーした場合は抽選になるので抽選待ちだ。

 

イタリアの保育園の点数制度

私の地元にある保育園の定員は大体20〜25名程度だ。

市立保育園に入るための抽選は日本と同じように点数制になるのだが、その採点の基準は少し異なっているかもしれない。

付与されるポイントの例として、私のコムーネの私立保育園の点数表は以下の通り。

a.障害者:40pt
b.障害のある同居家族がいる:20pt
c.家庭が社会的困窮状況にある:30pt
d.ひとり親世帯である:15pt
e.入園対象の子以外に14歳未満の未成年の子供がいる:1人につき5pt
f.労働条件
1) 両親共に長時間労働(1日6時間超):30pt ※片親のみの場合もこれに該当
2) 片親が常に長時間労働(1日6時間超):20pt
3) 両親共に労働時間が1日6時間以下:16pt
4) 1名が専業、もう1名がパートタイム:10pt
g.同じコムーネ内か近隣のコムーネに祖父母がいない:8pt
h.祖父母が子供の世話をできる健康状態ではない(医療証明書が必要): 8pt
i.別表に定める世帯収入指数 (ISEE) :1pt〜20pt
j. 兄弟姉妹が同じ保育園に通っている:5pt
k.双子の兄妹がいる:5pt

これに加えて上記のiに記載されている世帯収入指数(ISEE)別のポイント表がこちら。

ISEE世帯収入指数別の保育園のポイント表<世帯収入指数(ISEE)別の点数表>

つまり世帯年収が5,165€(≒76万円)を下回る場合は20点、20,685€(≒304万円)を超える場合は0点ということになる。

この他にも、場合によってはそのコムーネに居住していることも加点の条件になったりする。

同点の場合は先に申し込みをした方が優先されるので、入園を決めたら早く申し込むに越したことはないだろう。

 

イタリアの公立・私立保育園のそれぞれの費用と補助

補助金, ドル札

イタリアの公立・私立の保育園の費用はいくらぐらいなのだろうか。

また、市立の抽選に落ちてしまって私立に入れるしかないといった場合も国や州から補助金を受けられる可能性があるので希望を捨ててはいけない。

 

イタリアの市立保育園の費用

まずはイタリアの市立保育園の費用だ。

午前のみ、午後のみなど預ける時間帯によって月謝が異なってくる。

ちなみに我が家のコムーネの市立保育園の費用(コムーネ居住者)は以下の通り。

時間 7.45-13.00 月額料金 € 250.00(約36,750円)
時間 7.45-14.00 月額料金 € 260.00(約38,220円)
時間 7.45-16.00 月額料金 € 290.00(約41,760円)

日本の2歳児1人の認可保育園の全国平均の費用が3万8000円程度とのことなのでほぼ同じくらいだ。

しかしイタリアの平均年収は日本よりも低い(3分の2程度)の上に所得税も高い(4割程度)ので、それを考えると保育料の負担は日本よりも重いように感じる。

また、日本では2019年から保育の無償化によって3歳〜5歳児の保育料は無料になっているそうなので、3歳以上の保育料を考えると日本が圧勝だろう。

 

イタリアの私立保育園の費用

保育園によって異なるが、私立保育園の費用は月額500〜800€程度だ。

私立の保育園の場合は収入に関係なく費用は一律のところが多く、その費用は市立保育園の約2倍だ。

高い…無理…と思うかもしれないが、国や州から免除や補助金が出る可能性もあるので、諦める前にダメ元で申請してみても良いかもしれない。

 

国や州による保育料の免除や補助金

私立保育園しか選択肢が無くなってしまった場合でも国や州による補助金を受けられるかもしれない。

特に低所得の世帯の場合は公立なら免除や補助金で実質無料になることも。

 

国からの補助金(INPS)

まず有名なのがINPS(全国社会保障機関:Istituto Nazionale per la Previdenza Sociale )というイタリアの社会保険機関だ。

主にイタリアの年金事業を担っているが、出産祝い金や失業手当などの支給もしてくれる。

私も息子の出産時にはINPSから出産祝い金をもらうことができた。

保育園の補助金は所得制限があるが、ダメ元で申請してみても良いかもしれない。

INPSの公式サイトはこちら↓

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州による補助金

また、国からの補助とは別に州によっては補助金を出してくれる場合がある。

例えば我が家が住むトスカーナ州では2022年9月より保育園の補助金として月に50〜100€の支援を行うことが発表された。(但し世帯年収300万€以下の場合)

こちらは個々の家族からではなく保育園から州に申請するので、保育園によっては世帯年収が多少オーバーしていてもこの補助金でコッソリ月謝を割引してくれるかもしれない。

この補助金制度は2023年7月まで、あるいは財源が枯渇するまで継続されるようだ。

参考記事はこちら↓

Nido privato: contributi da 50 a 100 euro sulla retta - Cronaca - lanazione.it
Possono fare domanda le famiglie residenti con bimbi che frequentano le strutture accreditate

 

我が家は私立保育園への入園を決意

私達が今の街に引っ越して来たのが6月なので、市立保育園の申込期間は過ぎていた。

従って私立保育園しか選択肢が無かったのだが、それでも成長著しい時期の息子が向こう1年間を私と2人きりで過ごすよりも良いだろうということで入園を決意した。

重視した点は3つだけ

    • 免許が失効している私でも送迎ができるように家から徒歩圏内であること
    • 保育園に厨房があること
    • 1人でも良い評価が聞けること

幸い家から徒歩圏内にとても評判の良い保育園が見つかったので、もうここしかないということで申し込むことにした。

実際に入園してみた感想についてはまた次の記事で書こうと思う。

 

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