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イタリア住宅事情

イタリア住宅事情。子育て目線でダメ出し!1960〜70年代のマンションの特徴。

eyecatch_1960年代〜70年代のイタリアのマンション イタリア住宅事情

子育てをする母親(特に乳幼児)にとって、時間は1分1秒でも惜しいものである。

しかしながら我々が現在住んでいるイタリアンハウスは、育児家事の効率化の阻害要因が多過ぎてそろそろ限界を感じている。

そしてこの近辺のエリアで家を見て回ること約1年…結局どの家も似たり寄ったりで引越せずにいる今に至る。

今回は今住んでいる家を含め、1970年〜80年代に建てられたイタリアのマンションを子育て目線で厳しく評価したいと思う。

 

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1960〜70年代に建てられたイタリアの家の特徴

イタリアの家

 

以前こちらの記事↓で書いた通り、今でこそ不満大爆発なこの家も、実は探しに探してやっとこさ契約できた家である。

イタリアで家探し6 - もう雨風凌げればそれでいい…家への期待値がゼロになってようやく契約できた我が家!
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推定だが、このマンションは1970年代頃に建てられたものだと思われる。

 

1960〜70年代はイタリアのマンション建設ブーム

イタリアでは1960〜70年代に住宅の建設ブームが到来し、マンションが次々と建てられた。

私が住むエリアのマンションもほとんどが1960〜70年代に建てられたものだ。

そしてこの年代に建てられたマンションの特徴はどこも似たり寄ったりなのである。

 

美意識に欠ける外観

まず苦言を言わせて貰えば、旧市街に建ち並ぶ歴史的建造物の家々と比べると、イタリアのこの年代の建物はお世辞にも美しいといえない。

いわゆる古い団地を思わせる外観で、ルネサンス期の建物のような芸術的な美しさも無く風情も無い。

修繕工事をしていない外観は黒ずんでいたり塗装が剥がれたりしていて汚らしい建物が多い。

しかし廃屋かと思って中へ入ると床や壁一面が全て大理石張りで高級感ある内装だったりするので、外観と内装のギャップが著しく激しいこともある。

 

エレベーターが無い。あってもミニサイズ。

こうした物件は4〜5階建てなのだが、建設当初はエレベーターが無かった家が多い。

我々が住むマンションは建設当初から備え付けられたエレベーターがあるが、大人2人が入って体が触れ合うくらいの狭さである。

元々エレベーターが無かった物件も、後に住民同士の話し合いで後付けで導入されるケースもある。

この場合は無理矢理スペースを捻出するため私達のマンションのものよりさらに小さい。

大型家具や救急の際のストレッチャーなどはまず絶対入らないし、日本のエレベーターのような拡張スペースももちろん無い。

そしてドアは手動式なので、自分で開けなければならない。

 

天井が高い

部屋の間取りで唯一褒める点があるとすれば、天井が高い点だ。

これが実際のスペース以上に部屋を広く見せてくれるので、この点は気に入っている。

 

床は石造り(大理石)

大抵の場合は床は石造りだ。

我が家の場合は大理石で、これについては好きな人が多いかもしれない。

夏場にひんやり冷たくて涼しいのは良いが、私は家の床が石だと家の温もりを感じることができず、あまり好きになれない。

 

キッチンは小さい上にダイニングを兼ねている

どの家も90平米以上ある割にキッチンが狭い。

さらにその狭いキッチンがダイニングも兼ねており、小さな食卓を置いている家が多い。

狭いスペースに食卓まで詰め込むので雑然としているキッチンが多い。

キッチンを広々使いたい私は、キッチンの中にこの貧相な食卓を置いて食事をするのが嫌なのである。

ちなみに私が借りている家はキッチンダイニングの部屋の奥にある2畳くらいの小さな食料庫スペースに調理台と流しが組み込まれている。

当然冷蔵庫や食器棚など入れるスペースは無いので、冷蔵庫や食器棚はキッチンダイニングのスペースに置き、調理は奥の小部屋でするという、非常に不便な造りになっている。

 

リビングは独立した個室

狭いキッチンで食事をするのが嫌であれば、リビングに大きな食卓を置くしかない。

しかしこの年代のイタリアの家はリビングは寝室と同じように1つの独立した個室となっており、キッチンとリビングは廊下に隔てられている。

なのでリビングで食事をする場合、キッチンからはるばる廊下を通ってリビングまで食事を運ばなければならない。

家事動線が悪いことこの上ない。

何故キッチンとリビングがこのように隔てられているのかというと、料理の匂いが敬遠されるイタリアで、リビングに匂いを持ち込まないようにするためだろうと推測している。

が、私的には料理の匂いが充満するのは、台所に付いている用を成さない換気扇のせいだと思えてならない。

この換気扇は外に繋がっておらず、下から吸い込んだ空気を上から吐き出しているだけなのだ。

 

何故かだだっ広い玄関(ingresso)

私の家はキッチンがやたら狭いのに対して玄関(ingresso)がやたら広い。

6畳はある。

この用途に困るだだっ広い玄関スペースはデッドスペースになっている。

 

インターホンは音声のみ

インターホンは当然のことながら古めかしい受話器のみで、モニター付きインターホンなど夢のまた夢である。

例え内装を綺麗にリフォームしたとしても、インターホンだけはどうにもならない。

 

洗濯機はベランダに外置き

日本の住宅なら大抵は洗面所にある洗濯機置き場。

洗面所には洗濯機専用の置き場となる台があり、排水パイプを繋ぐための口も備られている。

風呂場の入り口がある洗面所に洗濯機があることで、脱いだ服は洗濯機の側の洗濯カゴに放り込んで風呂に入り、洗濯の際はその洗濯カゴから洗濯機に放り込めば良い。

そんな日本の住宅は家事動線としては最高に効率的な造りだと思う。

が、イタリアの家のバスルームには日本では当たり前のそんな設備は無い。

というか、洗濯機を洗面所に置く文化が無い。

家の中に洗濯機置き場が無いということは…ベランダに外置きなのだ。

我が家はベランダには外用の流しがあり、この外用流しの蛇口に洗濯機のホースを繋ぎ、排水ホースは流しにだらんと垂らして使っている。

バスルームに置いている洗濯カゴから洗濯物をせっせとベランダの外まで運ぶという超ムダだ作業が発生するのだ。

 

洗面台がただのボウル

これが結構許せないのだが、洗面台がただのボウル状で上に何も置けないことが多い。

ハンドソープさえ安定して置けないので不便極まりない。

当然このボウル洗面台の他に備え付けの棚のようなものなど何も無いので、自分で棚を買わない限り歯ブラシなどは床に置くことになるだろう。

 

収納(クローゼット)が無い

部屋はただのハコであり、クローゼットなどという気の利いたものは無い。

入居者は入居後に自分で天井まで届くクローゼット用の棚を購入して設置するしかないのだ。

 

地下にストレージルームがある

家の中の収納が皆無である代わりに、地下に各家のためのストレージルームがあることが多い。

これが結構大きくて、大抵は四畳くらいある。

多少家が狭くてもこのストレージルームのおかげで家の中が物で溢れかえるのを防げるかもしれない。

しかし、当然換気設備のような気の利いたものは無いので湿気が気になる。布団などは置く気になれない。

 

ドアは全て内開き

日本の住宅のベランダや窓といえばスライドドアが主流だ。

イタリアでも新しい家になるとスライドドアを取り入れた物が出てくるが、この年代の建物は漏れなく内開きドアだ。

これがまあ、ドアが描く孤の軌跡は開ける度に汚れるわ風が強い日は勝手に全開になって制御不能になるわでめちゃくちゃ使い勝手が悪い。

 

ベランダと室内に仕切りが無い

日本のベランダは室内の床とベランダの床の間に仕切りがあり、床より高い位置に扉がある。

なので大雨の日だろうが台風の日だろうが、ベランダから室内に水が流れ込んでくる心配をする人などほとんどいないだろう。

しかしイタリアでは心配しなくてはならないのだ。

何故ならベランダと室内の床は仕切りも無くまるで同じ部屋のように繋がっていて、唯一隔てる物は頼りない木製の内開きドアだけだからだ。

なので夕立など少しでも雨が吹き込むような強い雨が降り出した場合、室内に雨水が流れ込んでくるのを防ぐために鎧戸を下までしっかり下さなければならない。

一度外出中に夕立が来てしまった際に家の中が水浸しになってしまったことがある。

 

網戸が無い

そして備え付けの網戸も無いので虫が入りたい放題である。

日本で夜に網戸無しで家を開け放していたら無数の蛾やら蝉やらが飛び込んできてカオスになりそうだが、幸いイタリアでは蛾はほとんど見かけない。

それでも蚊や蝿はしょっちゅう入り込んで来るので、イタリア人はよく網戸も無く暮らしているなと思ってしまう。

田舎育ちの夫などは家に虫が入り込んでも全く気にする様子は無く、私が1人で蚊と格闘している日々である。

気になるなら後付けできるカーテン式の網戸も売っているようだが、子供が生まれた後にそんなものを取り付けている時間など無くなってしまった。

初めから備えついていればこんな無駄なことで悩まずに済むのに、何故そんな要らない仕事をさせられなければならないのかイライラを募らせる日々である。

 

排水溝が無いベランダ

日本のマンションのベランダには縁に排水溝があり、角に排水を地下に流す排水パイプがある。

このおかげで、特に罪悪感を感じることもなくベランダにざーっと水を流すことができる。

これに対してイタリアのマンションのベランダは単なる板。

排水パイプどころか縁には溝も何も無いので、少しでも水を溢そうものならダイレクトに下に流れていって滝になってしまう。

自分も気を使うが、しばしば上階から水が降ってくる被害を被る可能性がある酷い造りだ。

 

育児目線でイタリアの家をダメ出し

育児

 

これらの不便さも、住み始めたら慣れてくるものであった。

が、いざ子供を産んで子育てが始まってみると殺意が湧くほど不便に感じ始めるのである。

 

エレベーターにベビーカーが入らない

ちっさいエレベーターは入り口も小さく、息子がもっと小さかった頃に使っていた頑丈なB型ベビーカーが入らなかった。

そのおかげで私1人では息子を散歩に連れ出してやることもできなかったのである。

 

建物の前に階段

さらに建物の0階が少し高くなっている建物も多く、エントランス前に数段の階段がある物件が多い。

我が家もエントランス前に階段があり、これがさらにベビーカー連れの外出を困難にさせる。

重いB型ベビーカーの頃は私はもう諦めて息子と家に引きこもっているしかなかった。

 

子供を遊ばせながら家事をすることができない

先に述べた通り、キッチンとリビングが遠く隔てられているので、キッチンからリビングの様子は全く分からない

料理で火や水を使っていると音もほとんど聞こえない。

キッチンにはベビーサークルの置き場など無いから、子供がリビングで遊ばせるしかない。

従って子供を遊ばせながらキッチンで料理や食器洗いをすることができないのだ。

もうこれは育児世代が住む家として致命傷レベルの欠陥だ。

 

つかまり立ち期の子供に石の床は危険過ぎる

ある日息子がつかまり立ちを始めた。すぐにひっくり返るので気が気でなく、リビングの敷ける範囲にはプレイマットを敷き詰めた。

それでもある日、私が一瞬目を話した隙に息子がバランスを崩し、想定外の方向にバランスを崩した。

頭が落下すると予想された箇所にプレイマットが無く、咄嗟に支えようとするも間に合わず、息子はゴンっと鈍い音を立てて後頭部を床にぶつけてしまった。

幸い大泣きで済んだが、この時ほどこの石の床を呪ったことはない。

 

嵐の日はびしょ濡れになって洗濯

乳幼児がいると、毎日大量の洗濯物が発生する。

雨の日だろうが風の日だろうが洗濯しなければならない。

これが洗濯機がベランダに外置きだと、吹き込む雨でびしょ濡れになりながら洗濯する羽目になるのだ。

せっかく乾燥機能付きの洗濯機を買っても、雨が吹き込むベランダに出る気にならず洗濯できずじまいという日もしばしば。

雨の日が1週間続いたりなどしたら悲惨である。

※というのを夫に嘆いたところ、夫が洗濯機を家の中に入れてくれたので今は何とかキッチンで稼働している。

 

イタリアの家のバスルーム事情

バスルーム

 

とまあ、間取りや造りへの不満も大爆発なのだが、さらにバスルームについても苦言を呈したい。

 

子供を風呂に入れるのが大変過ぎる

これは欧米の家全般にいえることだが、洗い場の無い風呂で自立できない子供を風呂に入れるのは難易度が高いということだ。

我が家の場合はバスタブの中にベビーバスを入れ、そこに湯を張って息子を洗っているが、1人ではまだしっかり立てないから洗い上がりにシャワーで十分に流すことができない。

立たせると危ないので、下半身は汚れの混ざった石鹸だらけのベビーバスに浸かったまま、上半身に綺麗なお湯をかけるに留まっている。

そしてまたこのバスタブの壁を隔てて膝立ち姿勢で子供を洗わなければならないのがまた疲れる。

最後に子供をバスタブの中から持ち上げる際も同じく、バスタブの壁を隔てたところから重量級の息子を手を滑らせないように抱き上げなければならず、毎回大変な重労働だ。

一体欧米のママ達はどうやって子供を風呂に入れているのだろうか。

 

給湯器がポンコツ

そしてとにかく有り得ないのが給湯器だ。

まず湯温設定ができない。

「40度でお湯を張りたい」と思っても、水温計を持ち出さない限り無理だ。

毎回レバーを捻りながら手で湯温を確かめながら(これくらいかな?)などと調節しなければならない。

この令和の時代に日本のようにコントローラーで湯温設定ができない時点で終わっている。

百歩譲って「ボタン一つで希望の湯温でお湯張り♪」などという贅沢は言わないでおこう。

しかし、せっかく適温を出せるようになってもその湯温を出し続けるということさえしてくれないのだ。

ずっとお湯を出していると、突然真水に変わったり逆に熱湯になったりしてしまうこともある。

息子が新生児の頃、風邪を引かせてはいけないので風呂はサッと済ませなければならない中で熱湯になったり水になったり、一向に適温の湯を出す気配がないこのポンコツ湯沸かし器に何度殺意を抱いたか分からない。

真水になってしまうとまた湯が出始めるまでに時間がかかるので、私自身のシャワータイムも余計な時間を要してしまうのである。

 

蛇口キャップに石が詰まる

イタリアの水はただでさえカルキが多いが、うちの場合は蛇口キャップがかなりの頻度で詰まる。

開けてみると、キャップ部分に赤い細かな砂利のような石が詰まっているのだ。

これが水の中の成分が結晶化したものなのかそもそも水に砂利が混ざっているのか不明だが、とにかく3ヶ月に一度はキャップを外して石を取り除かなければならない。

 

毎月何かしら起きるトラブル

トラブル

 

そんな感じでただでさえ家の不便さのおかげで無駄な手間をかけさせられているのだが、さらに毎月何かしらのトラブルが起きてくれる。

 

上階からの滝やカーペットの埃

まずは上階から不定期で水が降ってくることだ。

一度洗濯物の上に思い切り水がかかってしまって以来外に干すのがトラウマになり、今はほとんど乾燥機にかけてしまうようになった。

また、めちゃくちゃ汚いカーペットをバッサバッサやるのでその埃やゴミが我が家に舞い込んで来ることがある。

 

上階からの水漏れで停電

さらに上階の家のトイレが壊れたとかで家中が水浸しになり、我が家の廊下にも天井から水が染みて滴り落ちて来た挙句、電気系統がショートして停電してしまう事態になったことがある。

日本では全く信じられないことが起こる。

 

鎧戸が落ちて開かなくなる

イタリアの家の窓には必ず遮熱や暴風雨に備えた鎧戸がある。

先日はこれの開閉をコントロールするための紐が切れたか何かで急に鎧戸が落ちて来、台所が真っ暗になってしまった上に洗濯物を干すために外に出ることができなくなってしまう事件が発生した。

 

住み易さを追求するならリフォームするか新築を購入するしかない

 

長くなってしまったが、以上の点からイタリアの1970〜80年代築のマンションは子育て世代には本当に住みにくいというのが私の意見だ。

賃貸では何もできないが、購入するならリフォームするという手段がある。

また、新築の家であれば日本の感覚と近い家も多い。

我々もまた引き続き住みやすい家を求めて家探しを続行中である。

 

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