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出産・育児

イタリア妊娠生活12 – つわりのピークとインフルエンザの流行、そしてコロナ…美術大学院の休学の決意

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妊娠判明と同時に合格し、11月から通い始めた美術大学院。

運悪くつわりが本格化してきた時期に丁度当たってしまったため、期待に胸を膨らませていた大学院生活は予想以上に過酷なものになってしまった。

 

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つわりと同時に始まった美術大学院の学生生活

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幸い大学院は大学生のように朝から晩までみっちり授業が詰まった日は少なかった。

しかし、1つの授業が4時間という長さ!

1日が1科目で終わってしまうという日もあり、通常の大学と全く異なるカリキュラムに初めは戸惑った。

 

授業を録音して写経し、課題をこなす日々

この時の私のイタリア語の語学力は初心者レベルにも達していなかった。

そんな私が筆記も面接もイタリア語だったというのに奇跡的に受かった時のことについてはまた別記事で書こうと思う。

これがまあ想像通り大変だった。

教授が話していることが99.9%分からない

幸いスライドを使って話してくれる教授もおり、その場合はスライドから大体の内容を理解することができたのだが、何も見るものも無く教授が延々と喋り続ける授業についてはお手上げだった。

授業は全て録音して帰宅後に夫に聞き取ってもらい、それをノートに写経して日本語に翻訳してようやく内容を理解するという方式を取った。

なので、授業内容の理解に深夜までかかり、週末は課題をこなすことに時間が過ぎていった。

 

授業中に居眠り

そんなこんなで辛うじて課題をこなして通っていた私だったが、つわりの一環でどうしようもない睡魔に襲われてしまうこともあった。

一生懸命聞き取れた単語だけでもメモを取るようにしていたが、いつの間にか授業中に寝入ってしまうこともあり、教授から1、2度注意されてしまったこともある。

ただでさえイタリア語を理解していないというハンデの上に居眠りをしている生徒。

何をしに大学に来たのだと思われていたかもしれない。

 

妊娠11週、つわりのピーク。段々と困難になっていく通学

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初めの頃はバスで通学していたが、つわりが悪化すると共に自力で通うのが困難になってきた。

さらに夜は吐き気が酷くて寝込む日も多くなり、課題をこなすことも段々と難しくなって来てしまった。

 

ハードなバス通学。車内に充満する煙や突然のキャンセル

大学へ向かうバスは、時間帯によっては沢山の中学生が乗り合わせることもあった。

その中学生達のうち、悪そうな男子達が怪しげなパイプを取り出し、バスの中でスパスパ吸い出すではないか!

みるみるうちにその怪しげな煙がバスの中に充満してしまった。

周りにいた大人は私だけで、バスの運転手は注意する気配も無い。

ただでさえ気分が悪い中乗っていたのにそのよく分からない甘ったるい香りのせいで危うく吐くところだった。

それに変なドラッグだったらお腹の中の胎児にどんな悪影響が出るか…!

たまらず逃げるようにして次のバス停で降りたが次の便が中々来ず、おかげで授業に遅刻してしまった。

さらに別の日には乗る予定だったバスが予告なくキャンセルされ、さらにその次の便も消え、雨が降り頻る寒空の中を40分も立って待たされたこともあった。

これらの話を夫に嘆いたところ、

「もうバスは使うな」

ということになり、夫が仕事ついでに私を送り迎えしてくれることになった。

 

課題の遅れと焦り

夜になると症状が悪化し、授業の写経も課題もできない日が出て来るようになった。

課題を提出しなければ単位が取れない。

単位が取れなければ卒業できない。

年齢的にもできるだけ最短で卒業したいのに…!

私はかなり焦っていた。

しかしその焦りがストレスとなってさらにつわりを悪化させるという悪循環だった。

 

授業中の嘔吐

そしてついに恐れていたことが起きた。

授業中に猛烈な吐き気に襲われ、嘔吐物が口まで込み上げて来たのだ。

私は咄嗟に口を押さえてトイレまで猛ダッシュし、何とかその場でリバースすることは避けられた。

私が妊娠していることなど全く知らない教授や同級生達はさぞかし驚いたことだろう。

教室に戻ってからも気分の悪さが続き、吐き気を鎮めることに夢中で授業が全く見に入らなかった。

 

インフルエンザの流行、そして新型コロナの感染拡大…休学の決意

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そして夫は長期出張へ。

夫の不在中は、何伊からわざわざ来てくれた義父が送り迎えをしてくれたが、やがて朝から吐き気で起き上がれず、講義に出席できない日が出てくるようになった。

 

連日の講義欠席

妊娠13週になると、朝から吐き気で起き上がることができず、大学に通えなくなる日が続いた。

単位を取得するには全ての講義に80%以上出席することが求められた。

にも関わらず欠席せざるを得ない日が続き、焦れば焦るほど吐き気も酷くなった。

 

大学でのインフルエンザの流行

そんな感じで休み休みになりつつ通学する中、12月上旬に大学でインフルエンザが流行し始めた。

大学から注意喚起のメールが来ていたが、ついに私が履修していた教授も感染したと連絡が来た。

妊娠している身で万が一感染してしまったら…そう思うと、吐き気と戦いながらリスクを冒してまで単位が重要なものか分からなくなってきた。

とりあえずインフルエンザの流行が落ち着き、私もつわりが明けるまで、少なくとも年内は休むことにした。

いざ潔く休むことを決意すると、つわりの症状もいくらかラクになったようだった。

 

新型コロナウィルスの感染拡大と休学の決意

年明け、日本への一時帰国を経て安定期に入った私は再び大学に通う気力が湧いてきた。

しかし大学では未だインフルエンザが流行しているようだったので少し様子を見ることにした。

そんな折、新型コロナウィルスのニュースが飛び込んでくる。

あれよあれよという間にイタリア国内でも感染者が増え始め、私は怖くて外に出られなくなった。

結局、夫と共に今の状況で大学に通い続けるのはあまりにも危険だと判断し、出産して育児が落ち着くまで休学することになった。

折角苦労して受験して奇跡的に受かることができた美術学院大学だが、新型コロナウィルスに感染するリスクを犯してまで通い続けるものではない。

こうして私は1ヶ月強通った後、美術学院大学を休学することになった。

 

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