まだ胎嚢の確認だけで心音が確認できない中、美大の入学手続き期限が迫る一方でもう一つ不安の種があった。
それは…
翌週にブダペスト(ハンガリー)、翌々週にはLA(ロサンゼルス)への旅行を控えていたことだ。
前回の話はこちら↓

妊娠5週〜6週の症状 in ブダペスト
産婦人科の初診で胎嚢確認ができた頃には、妊娠超初期に感じていたあの強烈な眠気は幾分和らいできた。
そして妊娠5週頃という診断を受けた翌日には夫の出張に付いてハンガリーのブダペストへと発った。
この時はまだつわりは始まっておらず、フライト時間も2時間程度だったので体への負担はあまり感じなかった。
体の火照りと微熱・気怠さ
ブダペストには基礎体温を測り続けるために婦人体温計を持って行ったのだが、体温は37.0度〜37.5度で、通常の高温期よりも少し高く、自分でも熱っぽく感じた。
ダルさもあり、せっかくブダペストに来たのに活発に街を見て回る元気が出なかった。
眠気
妊娠超初期の頃ほど四六時中猛烈に眠いということは無くなったが、夜8時にもなると眠くてたまらなくなってしまいディナーどころではなかった。
どうしても夜に外出する必要があった日は必ず昼寝をするようにした。
異常な疲れ易さ
せっかく来たのだからと街の観光に行くも、少し歩くとすぐ疲れてしまい、無理をして歩き続けると下腹部に痛みが走るようになった。
あまり早く歩くこともできず大した距離も歩けずで、1週間もブダペストに滞在していたにも関わらず最低限の名所しか巡ることができなかった。
妊娠7週〜9週の症状 in アメリカ – つわりと咳風邪のダブルパンチ
1週間のブダペスト滞在から戻って1日置き、今度はLA(アメリカ)へ飛んだ。
夫の出張のためとはいえ、かなりの過密スケジュールで自分の体が心配になった。
辛い長時間フライトの上に咳き込む乗客だらけの最悪の機内
ローマからアメリカ西海岸のLA(ロサンゼルス)までのフライト時間は約13時間半と、東京⇄ローマと同じくらいかもっと長い。
ただでさえ辛いフライトだったのに、座席予約ができておらずかなり狭い最悪の席。
そしてさらに最悪なことに、周りにはやたらとゴホゴホと咳をする乗客が沢山乗っていた。(19年11月当時。私としてはこの時すでに新型コロナが流行っていたのではと思えてならない)
夫は体が大きいにも関わらず3人席の中席に座ってくれたが、夫の隣の窓際席の兄ちゃんもゲーッホゲホと、フライト中苦しそうな咳をしまくっていた。
しかも彼らは抑えることもしないのでウィルスが飛び散りまくり。
妊娠で免疫が落ちていた私は、周りの乗客の咳の嵐の機内で泣きそうになりながら13時間耐え続けた。
LAへ到着する頃には体調がみるみる悪化
そしてLAに着く頃には見事にうつされ、私もコホコホと咳をし始めていた。
入館手続きを済ませてレンタカー屋へ着く頃には体調が悪化して喉が痛み出し、咳が止まらなくなっていた。
日を追うごとに咳はどんどん酷くなり、気管支が痛むようになった。(絶対新型コロナだったと思う。)
この時は毎日基礎体温をつけていたが、元々高温期で37.5度前後あったので熱が出たのかどうかは分からなかった。
咳と怠さで食欲も出ず、せっかくの美食の街LAでは食を楽しむことができなかった。
酷い咳はその後一ヶ月収まらず、当時は風邪ではなく変なウィルスをもらってしまったのではと心配し、胎児に影響は無いか心配で仕方がなかった。
酷い下痢症状とつわりの開始
旅程ではLAに1週間滞在した後はラスベガスへ移動し、グランドキャニオンやセドナを回った後にシアトルへ向かうことになっていた。
LAからラスベガスに到着した日の夜はビュッフェを楽しんだが、その夜に猛烈な腹痛に襲われ、一晩トイレから離れられなくなってしまった。
同じ物を食べた夫(通常は私より腸が弱い)が何もなかったので、恐らくこれも妊娠症状の一つだったのだと思う。
そしてグランドキャニオンとセドナを巡って3日後に再びラスベガスへ戻って来た日にはつわりが開始。
車の中でひたすら吐き気と戦い、ラスベガスに着くと速攻で寝込んだ。
夕食には夫が近場のアジア料理の店に連れて行ってくれ、味噌ラーメンを頼んだ。
ラーメン大好きなだけあってこの味噌ラーメンはつわりでも結構いけたのだが、それでも半分程度しか食べられなかった。
翌週のシアトルの滞在中はホテルの部屋で寝込んで過ごし、夕食はホールフーズのデリのサラダをひたすら食べて終わった。
満身創痍でイタリアへ帰国
こうして楽しみにしていたアメリカ旅行は酷い咳風邪&つわりのダブルパンチとなり、満身創痍で逃げ帰るようにイタリアに帰国した。
というわけで、今回は夫の出張が主目的だったのと直前過ぎたというのもあって断行せざるを得なかったものの妊娠初期の海外旅行は全くもってお勧めできないことが分かった。
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