スポンサーリンク
イタリア住宅事情

イタリア移住後の最初の洗礼。家の鍵が開かない!【イタリア住宅事情】

イタリア移住後の最初の洗礼 - 家の鍵が開かない!, italy, key イタリア住宅事情

恐らくイタリアに移住して来た日本人の多くは経験したのではないだろうか…

イタリアの鍵の難易度の高さを。

私も移住後間も無く家に入れずに半べそをかくという洗礼を受けたので、今回はその話を書きたいと思う。

スポンサーリンク

イタリアの鍵 – 何周回したらええねん!?

イタリア, 鍵が開かない

日本の住宅では、玄関や家のトイレなどが開かなくて困った経験をしたことがある人はあまりいないのではないだろうか。

トイレなんかはスイッチ式になりつつあるし、家の鍵も、私が小学生の時に鍵を渡されてからというもの、開け方が分からなくて困ったなどという記憶は無い。

鍵などというものは、特に何も考えずに開くものだとばかり思っていた。

…が、イタリアではそうはいかない。

私がイタリアの鍵に困惑したのは、初めて夫に連れられて訪れた、夫の実家でトイレに入った時だった。

↓こんな感じで、内側では鍵が鍵穴に突き刺さったままになっている。
玄関ではなくて室内のトイレの鍵だ。

イタリアの鍵

日本の感覚だと、反時計回りに90°回せばカチッと言って閉まりそうなものだが…

違うのだ。

かけるときは時計回りにぐるりと一回転回す。

そして開ける時は手応えがあるまで反時計回りにぐるぐる回し続ける。

鍵というものがそんなにぐるぐる回すものであるという認識が無かった私はトイレから出られなくなり、夫の家族が総出で外から見守る事態となってしまった。笑

移住の一週間後の「家に入れない!」事件

イタリアで鍵が開かない

今の家に移住して来た後、家の鍵の開け方がイマイチよく分からず、しばらくは自分一人で外に出かけることもなく、夫が仕事から帰った後に一緒に外出するようにしていた。

その際に鍵の開け方を何度かレクチャーしてもらったものの、やはりどっち回しに何回転かが分からず、一人で外出する勇気が無かった。

しかしこのまま一人で外に出られないのではあまりに不便なため、ある日、私は意を決してスーパーへ買い物に出かけることにした。

初めてのお遣い後、「開かずの扉」化した玄関

5月だったが、既に夏の陽気で、歩いているだけで汗が滲み出て来た。

そして買い物を終えて帰って来た時、悲劇が起きた。

ぐるぐる回しても一向に開かない…

初めは夫に教えられた方向に回していたが、何度やってみてもドアはうんともすんとも言わない。

自分の記憶が誤っているのかと、今度はその反対回りで回してみる。

これも開かず。

その内、どっち回しだったか訳が分からなくなり、とにかく闇雲にぐるぐる回してはドアをガシャガシャし、段々焦り始めた私は、手付きも乱暴になっていった。

そして20分が経過。

買って来た冷蔵・冷凍食品が悪くなってしまいそうという心配もあり、私の焦りはピークに。

止むを得ず半べそをかきながら夫に電話をした。

私「鍵が開かない!もう何なの!?何でイタリアの鍵ってこんな頭の悪い作りをしてるワケ!?最低!何もかも最低!!」

ドアをガッシャガッシャしながら、もう半ば八つ当たり状態w

夫「落ち着け!昨日も言った通り、時計周りに回すんだ。手応えがあるまで。」

夫に言われた通り、それ以上回らなくなるまで回してみたが、相変わらずドアは開く気配が無い。

私「開かない!本当に時計回りなの!?てか、このオンボロドア、ぶっ壊れてるんじゃ無いの!?」

夫「落ち着けってば汗」

私「もう何もかもボロくて嫌!イタリアって何でこんなにボロイ物ばっかなのよ!!」

夫「オーナーを呼びに行くんだ!」

私「オーナーなんか、さっき帰り道ですれ違ったから当分戻って来ないよ!」

夫「じゃあ俺が帰るまでどこかのカフェで…」

私「冷蔵品が腐るから無理〜!」

その間にもゴリラのように扉をガッシャガッシャする私w

夫も電話の向こうで途方に暮れていた。

突如現れた救世主

そうこうしていると、隣の家のドアが開き、中から10代と思われるギリシャ彫刻のような美青年が出て来た。

…これは助けてもらうチャンス!!

私は、”Ciao!”とにこやかに挨拶してエレベーターで降りようとしたその青年をとっさに呼び止め、英語で

私「このドアが開かなくて困っていて…助けて下さい!」

と言った。

英語が通じたかどうか分からないが、青年は事態を理解してくれたようで、”OK!”と言って快く応じてくれた。

青年がドアの前に立つと…先ほどまでうんともすんとも言わなかったドアが、いとも簡単にガチャっと開いたではないか!!

…この子は天使や…!!涙

何度もありがとうと頭を下げる私(日本人的お辞儀w)に、青年はにこやかに”Ciao!”と言って去っていった。

こうして無事に家の中に入れた私は、電話の向こうで心配そうに耳を済ましていた夫に

私「ごめん、入れたよ。お騒がせしました…」

と言って電話を切った。

この一件で余計に外出恐怖症になってしまいそうだった。

結論:玄関の扉の鍵の謎

私の家の玄関の扉は、ドアノブが無く、押して開けるタイプの物だ。

なので、鍵をぐるぐる回すだけでは足りなかったのだ。

夫が帰ってからもう一度冷静に鍵の開け方を習った所、手応えがあるまでぐるぐる回した後、これ以上回らないと思った所でさらに力を入れて同方向にグッと回す必要があったのだ。

つまり、この鍵一つで、鍵とドアノブの両方の役割を果たしていたというわけだ。

  • 一度手応えを感じる→鍵が開く
  • さらに力を入れて90°回す→ドアノブの役目

この仕組みが分かって以来、私は玄関の前で途方に暮れることが無くなった。

めでたしめでたし。

タイトルとURLをコピーしました