鍋を使って カリッ&しっとり パン・ド・カンパーニュのレシピ – ロックダウン中のおうちごはん
※イタリアの新型コロナウィルスの状況については、感染者数の推移や主な出来事、イタリアの様子などを二日に一度のペースでまとめていますので、以下の特設カテゴリからどうぞ。↓

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おうちご飯の画像で賑わうイタリア在住邦人のTwitter
3月10日のロックダウン(全土封鎖)施行から早くも一ヶ月が経過しようとしているイタリア。
直近ではようやくピーク超えの兆しが見え、やっと出口が見え始めて来ましたが、やはり毎日流れてくる北イタリア、ロンバルディア州の極限の様子や、自分の州の感染状況の様子などを固唾を呑んで見守る日々を過ごしていると、段々と疲れて来てしまいます。
そこで私を含め、イタリア在住者の間では、様々な気晴らしの方法などがTwitterに上がって来ます。
中でも人気なのがおうちご飯の様子。
ご飯時になると、それぞれのお宅のご馳がをタイムラインを賑わせ、少し楽しいひと時になります^^
私が最近ハマっているのは今川焼き作りに加え、パン作りです。
初めは酵母の使い方が分からず、石みたいなパンが出来上がっていましたが(笑)、最近はようやくコツを掴み、ふわっとしたパンが焼けるようになりました。
今日はそんなパンの中から、夫にも大変好評だったパン・ド・カンパーニュのレシピをご紹介します!
鍋を使って焼くパン・ド・カンパーニュのレシピ
鍋を使って焼くことで水分の蒸発を防ぎ、外はカリッと、中はしっとり焼き上げることができます!
ビール酵母の元種を使って焼く方法と、ドライイーストを使う方法の二通りでご紹介します。
ビール酵母の元種の育て方は、下記の記事からどうぞ↓

必要な道具
- オーブンに入れられる鍋(鉄鍋、ホーロー鍋、土鍋など)※私はル・クルーゼを使いました。
- クッキングペーパー
材料
ビール酵母の元種を使う場合
- ビール酵母の元種:140g
- 強力粉(Grano Duroか「ピザ用」がオススメ):135g
- 黒パン用ミックス小麦粉(Miscele di Farine per Pane Nero):60g
(全粒粉60gでも可) - 砂糖:20g
- 塩:6g
- 水(ぬるま湯):120ml
- 全粒粉or小麦粉:適量 ※打ち粉用
※黒パン用ミックス小麦粉(Miscele di Farine per Pane Nero)とは、イタリアのスーパーで売っている、予めひまわりの種などの雑穀や全粒粉が20%混ぜられた↓このようなパン用の小麦粉のことです。(大変便利で重宝しています!)
ドライイーストを使う場合
- 強力粉:140g
- 黒パン用ミックス小麦粉(Miscele di Farine per Pane Nero):140g
(無い場合は全粒粉50g+強力粉90g) - ドライイースト:小さじ1
- 砂糖:20g
- 塩:6g
- 水(ぬるま湯):180ml
- 全粒粉or小麦粉:適量 ※打ち粉用
作り方
一次発酵
- 材料を全てボウルに入れ、しゃもじやスプーン等で混ぜる
- まとまって来たら、まな板などの台の上に打ち粉を振り、生地を捏ねる。
※まな板に擦り付けるように。8〜10分くらい、根気よく捏ねる - 生地が滑らかになり、弾力が出て来て表面にハリが出たら、ボール状にまとめる。綴じ目を下にしてボウルに入れ、ラップをする
- 出来るだけ温かい場所に置き、1.5倍の大きさになるまで発酵させる
※元種を使った場合は気温によって3〜5時間、ドライイーストの場合は40〜60分程度 - 一度生地を2,3度畳んでガス抜きをし、再度2〜3倍の大きさになるまで一次発酵させる
二次発酵
一次発酵後はこれくらい↓膨らみます。(可愛い^^)
- 2〜3倍の大きさに膨らんだら、指先に強力粉または全粒粉を付けて生地に差し込んでみる。生地に指の跡がしっかり残り、穴が元に戻らなければ発酵OKのサイン
- まな板の上に取り出し、生地を4回ほど折り畳んでガス抜きをする
- ラップをかけて10分ほどベンチタイムを置く
- 再び折り畳んでガス抜きをし、ボール状に丸めて整形する
- 下にクッキングシートを敷いてその上に置く。上から茶漉しなどで強力粉または全粒粉を満遍なくふりかける
- 上からラップをかけ、生地が2〜3倍の大きさになるまで二次発酵。(一次発酵と同時間)
※発酵後にラップが生地にくっついてしまうと、剥がす時に生地を傷つけて台無しになってしまいます。ラップが種に触れないようにクッキングシートで守ると良いです。私はボウルの中にクッキングシートを敷き、その中に種を置いてボウルにラップを被せるようにしています
焼き上げ
- 生地が2〜3倍の大きさに膨らんだら、パンを入れる鍋をオーブンに入れ、オーブンを230℃に予熱する。そのまま鍋が温まるまで20分ほど待つ
- 鍋が温まったら、ハサミか包丁を使ってパン種の表面に切り込みを入れる。
- アツアツになった鍋をオーブンから取り出し、クッキングシートごと鍋に入れる。上から蓋をし、オーブンへ投入。20分焼く
- 鍋の蓋を取り、さらに10〜15分、お好みの焦げ目が付くまで焼く
出来上がりはこんな感じです↓
↓鍋を使うと、霧吹きで庫内に水を吹き掛けなくでもパンを乾燥から守ってくれるので、しっとり焼き上がります。外はカリッ!中はしっとりな仕上がりに。
以上、鍋を使ったパン・ド・カンパーニュの作り方をご紹介しました!
次はナッツやレーズンを入れてみたいと思います♫
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