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トスカーナ州ヴェルシリア

ヴィアレッジョ(Viareggio) – 広い砂浜が魅力のイタリア有数の海辺リゾート

アイキャッチ_ヴィアレッジョの魅力 トスカーナ州ヴェルシリア

イタリアの海岸リゾートと聞くと、アマルフィ海岸やランペトゥーザ島、シチリア島などを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

実はトスカーナ州にもミラネーゼやヨーロッパ諸国、果てはロシアの富豪までも魅了する素晴らしいビーチリゾートがある。

一部では「ティレニア海の真珠」とも呼ばれているヴィアレッジョはそんなトスカーナが誇る海辺リゾートの1つだ。

この記事では、欧州3大カーニバルの開催地としても有名なヴィアレッジョについて簡単に紹介したいと思う。

ビアレッジョのカーニバルについての記事はこちら↓

ヴィアレッジョのカーニバル - 圧巻の山車のパレードとその解説【2020年】
ヨーロッパの三大カーニバルといえば、ヴェネチア(イタリア)・ニース(フランス)、そしてヴィアレッジョ(イタリア)のカーニバルだ。 日本ではあまり知られていないこのイタリアのトスカーナ州にあるヴィアレッジョという街だが、毎年2月のカーニ...

 

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ヴィアレッジョ(Viareggio)の位置

ヴィアレッジョはイタリア中部、トスカーナ州のルッカ県のヴェルシリア地方に位置する。

トスカーナ州といえば花の都フィレンツェや斜塔で有名なピサがあることで有名だが、海岸沿いにはイタリアが誇る有名リゾート地が並ぶ。

ヴィアレッジョをはじめとする海岸沿いの街は、イタリア各地やイギリス・ロシアからもバカンス客が訪れる、美しい海辺のリゾート地だ。

ヴィアレッジョは、波立つ海と、背後には真っ白な大理石の山脈、アプワーネ・アルプスに挟まれたその地形から、一部の人からは「ティレニア海の真珠」と呼ばれている。

 

 

ヴィアレッジョはフィレンツェからは100km、ピサからは約20kmに位置し、電車だとフィレンツェからは1時間半〜2時間、ピサからは約20分で着く。

 

ヴィアレッジョのビーチ

ヴィアレッジョのビーチ

 

ヴィアレッジョの最大の魅力の1つは、イタリアでは珍しいどこまでも続く広大な砂浜だ。

砂浜の長さは全長10kmにも及ぶ。

夏場のヴィアレッジョでは、この広い砂浜にパラソル屋がズラリと並び、バカンス客で賑わう。

高級リゾート地のフォルテ・ディ・マルミと比べるとレンタルパラソルは1日20€程度と、良心的な値段で借りることができる。

 

ヴィアレッジョのビーチ

↑夕日に照らされるビーチ。夕日と言っても、夏は20時でもこの明るさ。

日がな一日、この広い砂浜でゆったりと過ごし、海に沈んでいく美しい夕日を眺める贅沢なバカンスを過ごすにはうってつけだ。

 

“ラ・パッセジャータ(La Passeggiata)” – 3km続く遊歩道

ヴィアレッジョの遊歩道_La Passeggiata

 

海沿いには3kmに渡って広い歩道が整備され、道沿いにはジェラート屋やアパレルショップ、お洒落なバールやレストランが立ち並び、ショッピングスポットとしても楽しめる。

道が広いので、ジェラートを食べながらのんびりと散歩を楽しむことができる。

ミラノやローマといった有名観光地とは違って夏場でも人混みでごった返すことはなく、物乞いやスリもいないので、安心してのんびり歩けるのも魅力だ。

イタリアでこんなに広々として開放的な街は珍しい。この開放的な雰囲気はまるでアメリカのサンタモニカのようだ。

 

ヴィアレッジョ, viareggio_summer_street

 

↓遊歩道沿いには可愛いビーチファッションの店を始めとして、お手頃な値段の店が並ぶ。

ヴィアレッジョの遊歩道に並ぶ店

 

ヴィアレッジョに並ぶ店

 

↓夕暮れ時になると、お洒落なバールはアペリティーボを楽しむ客で賑わう。

ヴィアレッジョ海沿いのバール

 

夜になるとまたガラッと雰囲気が変わり、遊歩道全体がナイトクラブのような雰囲気に。

 

夜のヴィアレッジョ

 

↓夏場はバケーション客や地元の若者で深夜まで賑わい、とにかく楽しい。

ヴィアレッジョのバケーションの夜

 

夏場はこのように深夜まで大賑わいのヴィアレッジョだが、バカンスが終わり9月になると落ち着きを取り戻す。

そして再び活気に溢れるのが毎年2月のカーニバルの時期なのだ。

 

19世紀末から20世紀のモダニズムの変遷が残る建築物

ヴィアレッジョのリバティ様式の建築物

 

ヴィアレッジョの遊歩道沿いには、19世紀末から約30年に渡る建築様式の変遷が伺える建物が立ち並ぶ。

19世紀末にヨーロッパで活発化したアール・ヌーヴォ(芸術と生活の融合)の動きがイタリアにも派生し、イタリアでもリバティ様式の建築物が流行した。

リバティ様式は別名「花の様式」と呼ばれ、繊細な植物模様や曲線、豪華な装飾が特徴的な華やかな建築だ。

19世紀末以降、ヴィアレッジョでは様々な建築家達がヴィアレッジョのコスモポリタン計画に従い、リバティ様式の住宅や別荘、ホテルや娯楽施設を建設していった。

この建設ラッシュは20世紀に入ってアール・ヌーヴォが衰退するまで約30年間続き、ヴィアレッジョはこの30年間のイタリアの建築物の変遷がそのまま残った街なのだ。

この遊歩道を歩いているだけで30年間の建築様式の変遷を見ることができる。

ヴィアレッジョのリバティ様式の建築物で代表的なものが、1902年創業のカフェ、”グランカフェマルゲリータ(Gran Caffè Margherita)“だ。

ヴィアレッジョのグランカフェマルゲリータ

https://it.wikipedia.org/wiki/Gran_Caff%C3%A8_Margherita

↑「蝶々夫人」や「トゥーランドット」で有名なオペラの作曲家、プッチーニも通ったといわれるグランカフェマルゲリータ。

↓海沿いの向かいの通りのホテルは夜は美しくライトアップされる。

ヴィアレッジョのホテル

 

歴史的建造物に興味がある人であれば、遊歩道をまた違った観点で楽しむことができるだろう。

 

まとめ

 

以上、この記事では一部で「ティレニア海の真珠」とも呼ばれるヴィアレッジョについて紹介した。

日本ではマイナーな街だが、ヨーロッパやロシア、アメリカなどから毎年沢山のバカンス客が訪れる人気のリゾート地だ。

フィレンツェやピサを訪れる際には。少し足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

 

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