ズッキーニケーキとイタリアのシナモンの話
ズッキーニケーキのレシピ
今回はTwitterで何人かの方からご要望頂いたズッキーニケーキのレシピをご紹介します!
ケーキにズッキーニ!?と思われるかもしれませんが、一切ズッキーニの青臭さが無く、逆にズッキーニのおかげでふわふわ、もっちりの食感に仕上がります^^
このレシピは私が昔アメリカに滞在していた時に出会った、当時のビルマ人の女の子に教えてもらいました。
最初に彼女からこのケーキをもらった時にはズッキーニが入っているなど信じられず、とても美味しかったのでレシピをお願いしたら、そこにズッキーニ(zucchini)という文字が入っていたのに驚いたワケです。
ほのかに香るシナモンの良い香りと、周りはサクサク、中はふわもち食感のズッキーニケーキ。
簡単なので是非お試し下さい!
材料(パウンド型1本分)
アメリカ式なので全部カップ(200ml)表記ですw
●塩 小さじ1/2
●重曹 小さじ1/2
●ベーキングパウダー 小さじ1
●シナモン 小さじ1/2〜1 ※分量についての注意事項は下に記載
●刻みナッツ(くるみがオススメ) 1カップ
○卵 小2個
○サラダオイル 1/2カップ ※あればオリーブオイルがお勧め!
○砂糖 1カップ ※甘さ控えめがお好みであれば7〜8割がお勧め!
○バニラエッセンス 少々
作り方
下準備
- ズッキーニを摩り下ろす
- ナッツ(くるみ)は刻んでおく
- 卵は大きなボウルに軽く泡立てておく
作り方
- 下準備3で泡立てた卵に、○の材料を全て入れて混ぜ合わせる
- 違うボールに●を入れて軽く混ぜ合わせる
- 1に2を入れてよく混ぜ合わせる
- 3をお好みのパウンド型に流し込む
- 170℃に予熱したオーブンで40分〜1時間焼く
焼き時間について、底面積が広く、浅めの型で焼く場合は40分、底面積が狭く、深めの型で焼く場合は1時間焼いて下さい。
浅い型だとサクサクの部分が多くなり、深めの型だとふわっとした焼き上がりになります♩
シナモンのお話
上の部分で、シナモンの量に注意、という点を書きました。
特に妊婦の方は注意して頂きたいと思います。
シナモンの副作用
シナモンは毛細血管の強化作用があり、若返りのスパイスと呼ばれる一方で、過剰摂取による副作用が懸念されています。
肝機能障害を起こすクマリン
シナモンに含まれるクマリンという成分は、許容量を超えて摂取してしまうと肝機能障害を起こすことが問題になっています。
このクマリン、シナモンの種類によって含有量が全然違います。
なのでケーキに混ぜる分量も、お手元のシナモンの種類を確認してから決めることをお勧めします。
胎児に悪影響を及ぼすシンナムアルデヒド
クマリンとはまた別に、シナモンにはシンナムアルデヒドという成分も含まれており、これは胎児に悪影響を及ぼすことが示唆されています。
なので、妊婦さんの場合はシナモンは入れないか、入れてもほんの香り付け程度にして下さい。
シナモンの種類とクマリンの含有量
クマリンの含有量がシナモンの種類によって全然違う、と書きましたが、どの種類ならどれだけ取って良いのか、調べました。
シナモンには大きく分けてセイロンシナモンとカシアシナモンに分けられ、注意が必要なのは市場に多く出回っているカシアシナモンです。
セイロンシナモン(主にスリランカ産)
セイロンシナモンは良質な高級品で、通常シナモンと言えばこのセイロンシナモンのことを指します。
カシアシナモンよりもきめ細かく、上品な香りがします。
主な生産国はスリランカで、他にインド、イントネシア、ブラジルで生産されているようです。
クマリンの含有量は低く、一日の許容量は約365gです。
これなら超えることはまず無いので、ケーキにたっぷり入れても問題無さそうです!
カシアシナモン(主にベトナム産)
実は市場に多く出回っているのはこのカシアシナモンの方で、生産国はベトナム、中国、マレーシア、中央アメリカ、ミャンマーなどのようです。
特に多く出回っているベトナム産のカシアシナモンのクマリンの含有量は半端なく、1日の許容量は0.92g!
うっかりしたら簡単に超えてしまいそうな量です。。
その他の産地のカシアシナモンの1日の許容量も1.53gなので、こちらもあまり摂り過ぎない方が良さそうです。
なので、お手元のシナモンの種類と、妊婦産は特に注意してシナモンの量を決めて下さいね!
イタリアで売られているシナモンはセイロン?カシア?
私が買ってきたシナモンが↑こちらなのですが、一応Bioとは表記されているものの、原産国が書いていないんですよね。。
イタリア産のシナモンなんてあるのでしょうか…?
アメリカで出回っているシナモンのほとんどはカシアシナモンという話も聞くので、イタリアで売られているシナモンもセイロンシナモンの可能性は低いのかな…と思っています。
もし↑のシナモンの原産国やシナモンの種類がお分かりになる方がいらっしゃいましたら、情報提供お願いします〜!