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【海外移住】イタリアで家探し3| 旧市街のアパートvs郊外の戸建て

イタリアで家探し3_旧市街のアパートか郊外の戸建てか? 海外移住

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イタリアの旧市街での暮らし

旧市街は金持ちに人気のエリア

イタリアの街で「中心地」と言うと、ほぼイコールで歴史的建造物が建ち並ぶ旧市街のことを差す。

旧市街の中は車が入り込めないことが多く、のんびり街歩きを楽しんだり、広場のバールのテラス席でカッフェを楽しむことができる。

この旧市街に建ち並ぶ歴史的建造物群は大変人気で、小さな町でも、中には億単位の値がつく物件もあるそうだ。

しかしメンテナンスにもかなりのコストがかかるため、持ち主がいないか、あるいは持ち主が補習費用を払う金銭的な余裕が無い場合は、壁が剥がれ落ちて黒ずみ、廃墟のような外観になっていることもしばしば。

それでも、イタリア人の金持ちは、そんな古めかしい建物の内装を驚くほど綺麗にリフォームして住むことを好むそうだ。

築5年以内、住宅は機能性を重視する私にしてみれば、かなり理解し難い文化だったりもする。

旧市街に住むメリット・デメリット

夫も例に漏れず、初めは旧市街の家が良いと言っていた。

彼が主張するメリットとしては、以下のようだ。

  • 人通りが多いので安全
  • 買い物や郵便局など、必要な用事はほぼ徒歩で済ませる事ができる
  • 気軽に食事に出かけられる
  • 近所に友人や知り合いを作り易い

一方で私が懸念していたデメリットは以下。

  • 車が入り込めない→まとめ買いをした際や旅行などで大きな荷物がある時に不便
  • エレベーターが無い家が多い→同上
  • 建物が古い→排水設備が心配
  • 夜間の騒音→旧市街には人が集まるので、夜間まで騒音に悩まされる可能性
  • 広さの割に高いし、間取りが使いづらい
  • 内装は綺麗でも外装は廃墟

など。

特に最後の外装について。

イタリアでは、日本のようなマンションの管理組合のようなものはなく、補習工事は全戸の居住者の同意が無ければ出来ないらしい。

一人でも補習工事に反対する居住者がいれば、アパートはいくらボロボロになって汚れたとしても補習工事が出来ないのだ。

イタリアで外壁がボロボロになったアパートをよく見かけるのにはそんな理由もあるようだ。

そんなアパート事情はさておき、私にとっては旧市街よりも大型スーパーが近い方が大事だった。

夫も納得し、旧市街から少し離れた、大型スーパーが近い郊外の家も検討することになった。

イタリアの郊外での暮らし

郊外に建つ新築アパートは危ない?

郊外に行けば、それなりに築浅の物件も見つかる。

しかし、どれも安っぽいというか…どうもちゃっちく見えてしまった。

一体どのような施工業者が建てた物件なのだろうか?

賃貸サイトにはデベロッパーや建築会社の名前、建築方式や耐震情報といった情報は全く掲載されないので、判断のしようが無い。

イタリア人はそういった情報は気にならないのだろうか?

夫に聞いても「新築アパートは信用出来ない」と言うだけである。

そもそも数百年の歴史を持つような建物も数多く市場に出回っている以上、施工業者を確認する、などと言う文化が無いのかもしれない。

また、歴史的建造物と異なり、新築物件は日本のように経年により価値を失っていくため、人気が無いそうだ。

1980年代までは良いが、それ以降に建築されたアパートは、とにかく裏でどのような手抜き工事がされているか知りようもないと言う。

大型ゼネコンなら安心できるかと言えば、ジェノヴァの橋が崩落した事件を思い出せば、そうとも言えないらしい。

そのような訳で、裏でどんな手抜き工事がされたか知りようがない新築アパートは、夫的には気が進まないようだった。

郊外の戸建てのメリット・デメリット

夫的に、旧市街のアパートと並んで悩む価値のある物件は、戸建てだそうだ。

そのメリットとしては

  • 広い
  • 近所の騒音などのトラブルに巻き込まれる事が無い
  • 外装工事やリニューアルなど、自分の一存で決められる
  • 庭があるから子供を遊ばせられる。犬も飼える(←私が欲しがっているw)

逆にデメリットとしては、

  • ご近所付き合いがしづらい
  • 田舎町の場合は一軒一軒離れているので人通りが少ない
  • アパートの上層階に比べてセキュリティが弱い
  • 庭の手入れに手間がかかる

と言った点が挙げられる。

実際に夫は素敵な戸建てを見つけて来たのだが、周囲の環境を見ると、夜間は到底一人で歩けそうもないくらいに人通りは少なく、付近の道路も歩道が無く、車無しでは生活が出来ないような場所だったので諦めることにした。

以上より、旧市街付近〜徒歩圏内のアパートが良いということになった。

譲歩を重ねた末、ついに見つけた理想の物件

どんどんこそげ落とされていく住宅の条件

当時は築浅を主張していた私も段々とイタリアの住宅時事情を理解し始め、築年数についての文句を言わなくなっていたw

移住までの期間もジリジリと迫っており、焦っていた私達はどんどん条件を譲歩していった。

当初は、

  • 家具付き
  • 築10年以内
  • モダンな内装
  • 100㎡以上
  • 2LDK以上
  • 光が差し込む大きな窓
  • ベランダがあること
  • バスルーム2つ
  • バスタブがあること
  • 洗面台があること(おまる式の何も置けない洗面ボウルじゃないこと)
  • 屋内洗濯機付き
  • (できれば)アイランドキッチン
  • (できれば)ディッシュウォッシャー付き
  • (アパートなら)エレベーター付き
  • (アパートなら)2階以上
  • 敷地・庭があること(建物を出たらそのまま道路、と言うのが嫌)
  • 駐車場付き
  • 大型スーパーが徒歩圏内

とまあ、これだけ並べ立てていたがw、最終的には

  • 旧市街から徒歩圏内のアパート
  • (できれば)大型スーパーが徒歩圏内
  • エレベーター付き
  • 2LDK以上
  • 2階以上

に絞られたw

家具無しではあったが、理想に近い物件

結局、家具付きという点が一番ネックになっていたようで、この条件を取り除いくとすぐに、かなり理想に近い物件が見つかったと夫から連絡が来た。

旧市街もスーパーも徒歩圏内という理想の立地。

駐車場が無く、路上駐車しなければならないことや、洗濯機が外置きなど、やや不満な点はありつつも、それ以外は概ね良い条件が揃っていたので、私も内見に同意した。

夫はすぐさま内見に行き、オーナーにも挨拶をした。

オーナーは品の良い老夫婦で教養があり、夫が賃貸申込前に南伊出身であることを告げると、

「私の母も南イタリアの出身だったのよ」

と言っていたらしい。

すぐに借り手が欲しかったようで、その後の契約もとてもスムーズに進んだ。

こうして、無事に住む家を確保することが出来たのであった!

後日談

前回の記事で、叔父が突然離婚したから貸せない、と言われた件について記載し、そのいかにもとってつけたような理由が怪しかったため、南伊差別なのでは、と夫も私も疑っていた。

しかしその後、夫が不動産屋から聞いた話では、私達と同時期に同じ物件を見に行き、賃貸申込をしていた地元出身の女医がいたらしいが、なんと彼女も契約を断られたそうだ。

ということは、叔父が離婚した、というのは、実は本当だったのかもしれない。。

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