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出産・育児

イタリア出産体験記5 | 4000g超のビッグベビーの誕生!【海外出産・無痛分娩】

イタリアで妊娠&出産_無痛分娩。4000g超のビッグベビーの誕生! 出産・育児

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前回の話はこちら↓

イタリア出産体験記4 | 硬膜外麻酔(epidurale)の投入【海外出産・無痛分娩】
前回の記事はこちら↓ 妊娠40週5日の晩のおしるしから前駆陣痛、破水、本陣痛に耐えた3日間。 41週2日は未明の破水で始まり、本陣痛に耐え続け、長い一日となりました。 今回は、ようやく子宮口が開いた41週2日のその...
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妊娠41週3日未明、ついに息子の誕生

子宮口全開大、分娩準備

午前3時。陣痛促進剤(オキシトシン)を投与してから約2時間半が経った。

ここで助産師さんが再び内診。子宮口は全開大に達したようだ。

何てラクだったんだろう!無痛分娩の凄さを実感した。

引き続き胎児がもう少し降りて来るのを待ちましょうと言われて再びベッドのヘリで腰回し運動を続けた。

麻酔でピンピンしている私より、むしろずっと付き添っている夫の方が疲労困憊しているようだった。

しばらくして助産師さんがまたあの男性の産婦人科医を呼びに行き、内診する。

医師「胎児が降りて来ているので、分娩の準備をしましょう。」

いよいよ最終決戦!

私は指示された通り、トイレへ。

あまりの陣痛の激しさで忘れていたが、もう12時間近くトイレに行っていなかったと思う。

用を済ませてベッドの上に這い上がると、分娩ベッドの上で準備が始められた。

分娩開始

助産師さんはベッドの右側だけに足置きを設置し、体を捻るようにしてその足置きに左足を置くように言った。ヨガの体を捻るポーズのような感じだ。

予想外のポーズに少し戸惑ったが、とりあえず言われた通り体を捻って左足を右側の踏み台に置いた。

イタリア風丸出しスタイルは無理だと夫から念を押して伝えてもらったおかげか、おむつ替えシートのような物を上から被せてくれた。

しかしそれだけでは心許なかったので、持参したビーチタオルも自分でしっかり被せた。

助産師さん「いきみたくなったタイミングでいきんで下さい。」

そう言われても、いきみたくなる感覚というのがよく分からなかった。

助産師さん曰く、便意と同じような感じらしい。

とりあえずお腹の張りで陣痛が来ているかどうかは分かったので、お腹が張ったタイミングでいきんでみることにした。

事前に予習した本には「胎児に酸素がいかなくなってしまうので深く呼吸をしながらいきむ」と書いてあったので、その通りにスーッと息をゆっくり吐きながら力を入れてみた。

すると助産師さんから

「もっと思い切りうんちを出す感じで!そんな風に息を漏らしながらでは力が入りませんよ。」

と言われてしまった。

次は本当にトイレで大をする時と同じ感じで、口を真一文字に結んでウーンといきんでみる。

助産師さん「そうですそうです!」

褒められた。

私としては胎児が降りて来ているような感覚は全く無かった。こんなんで本当にいいんかいな?

しかし、段々と肛門に直腸が飛び出しそうな圧迫感を感じ始めた。膣や肛門付近は感覚を残すために麻酔は効いていないのだ。

たまらず夫にテニスボールで思い切り肛門を押すように頼んだ。

その状態で2,3回いきむと、助産師さんは次にベッドの上で犬のポーズ…つまり四つん這いのポーズを試しましょうと言ってきた。

ベッドの頭部分にある手すりを両手で掴んでお尻を突き出す。

こんなポーズで下半身丸出しはあり得んと、下腹部の圧迫感に襲われながらもしっかりビーチタオルがそこにあることを確認しながら、夫に

私「見えてる!?」

夫「大丈夫、見えてない」

と確認する余裕はあったw

その様子を見ていた助産師さんは、

「さっきは一緒にシャワーを浴びていたのに!」

と笑っていた。

…いや、シャワーで全身を万遍なく晒すのと、一番恥ずかしい部分だけを開帳してバーンと晒すのとでは恥ずかしさのレベルが違うのです。。

そうこうしているうちに陣痛の波が来るのが分かるようになって来た。同時に肛門にかかる圧力も増してくる。

私は後ろでテニスボールを当ててくれている夫に

私「押してえぇ〜!」

夫「押してるよ!」

私「全然弱いよ、もっとその百倍くらいの力で押して!」

夫「これ以上押したらテニスボールが穴の中に入っちゃうよ!?」

私「いいから押してくれ〜!」

夫「ええいもうヤケクソだ!」

などと言うやり取りをしつつ…

助産師さんの”push! push!(いきんで!)」の合図に合わせて3回ほどいきんだ。

やはり胎児が降りてきているような感覚は全くなく、本当にこれでいきんでいることになるのかも心配だった。

助産師さんは応援を頼みに行き、すぐにもう二人の助産師さんがやって来た。

今度は仰向けになり、両足を助産師さん二人に抱えられ、助産師さんを蹴るようにいきめを言われる。

…これが動画で見た最高に恥ずかしいポーズ…!

でもビーチタオルはしっかり掛かっているから大丈夫だ!

と思い、安心して言われた通りにいきんでみる。

しかしこのポーズはいまいちうまく力が入らず、これも2,3回いきんでみただけで却下。

助産師さんは、次に右側にあった足置きを左側に付け替え、

「左足を乗せてください」

と言った。

言われた通り、左足だけガニ股にしてその足置きの上に乗せた。

もちろんビーチタオルがきちんと被さっているかは確認。

体勢を整えている間に強い便意に襲われた。

ポーズはまだ整っていなかったが、強くいきみたいと思った。

とっさに助産師さんに

「いきんでいいですか!?」

と訪ね、

「いいですよ。」

との応えに、便意の赴くままにいきんでみた。

今度は何かが出てくる感覚を感じた。

その回の陣痛でもう一度いきんでみると、もういきみが止められなくなって来た。

息子、誕生!

この何かが出始めた感覚…もしかしてもう頭が見えて来ているのだろうか?

本には「頭が出て来たらもう息まずに呼吸を変えていきみ逃しをするように」と書いてあった。

私「もうpushしない方が良いですか?」

と聞くと、

助産師さん「いえ、pushしてください!』

と言われた。え、違うんかい。

次の陣痛を待たずとも、常にいきみたくなってきた。

もう呼吸が整い次第、自分のタイミンングでいきんでしまえと思い始める。

次に来た陣痛の波。一度めで思い切りいきんだ。

すると、股から生暖かい液体が流れ出るのを感じた。

助産師さん「もう頭が見えていますよ!髪の毛がフサフサです!」

その回の陣痛で2度目のいきみ。

今度は何かが股に引っかかる感覚が。

…もしかして、これがベビーの頭!?

夫「ベビーがもう見えて来ているよ!」

やはり、これがベビーの頭なのか!

しかし、このまま次の陣痛を待っていたら、自分の膣圧で挟まっているベビーの頭を潰してしまいそうな気がした。

(息子を早く出してあげなきゃ!)

その一心で、私は陣痛は無視して、自分はもうどうなってもいいと目一杯いきんだ。

すると…

ブチっという感覚と共に会陰に痛みが走り、

私「痛っ」

と呟いた瞬間、ドゥルンッと生暖かい物体が出てくる感触があった。

そしてその瞬間にふえぇぇっと可愛い鳴き声が聞こえて来た。

足元からは

「Ecco–!! Benvenuti–!!(出た〜!ようこそ〜!!)」

と助産師さん達の歓声が。

分娩開始から1時間弱。

ついに息子が誕生した。

4030g、身長52cmのビッグベビーだった。

息子との対面

私は汗だくだったが、これまでの何かがつかえていた苦しい感覚や恐ろしい陣痛が体からスッと無くなったことを確認した。

そして、私の胸の上に生暖かい物が乗せられた。

赤紫色の、へその緒がまだ繋がったままの小さな命…

真一文字に閉じた目に、黒い真っ直ぐな髪の毛。

先ほどまで泣いていた温かいその子は、今は私の胸の上で静かに息をしていた。

…こんなに小さいのに生きている!

可愛いという気持ちより、まだへその緒が繋がったか弱い命が私の胸の上に委ねられているのが怖かった。

握られた小さな小さな手は、白くて皮膚にヒビが入っていた。新生児の肌は羊水でふやけているので生後直後に剥がれるということは知っていたものの、痛々しくて可哀想に思えた。

(早く服を着せてあげて!)

と思った。

しばらくすると赤子は検査のために連れて行かれた。

その際、助産師さんが夫に

「旦那さん、へその緒を切りますか?」

と聞いていたが、夫は首をぶんぶんと横に振って断っていたw

その後、助産師さんが私の足元で何かを待ち構えているなと思ったら、また生暖かい物体が股からにゅるっと出て来た。

助産師さん「プラセンタ(胎盤)です。見ますか?」

夫はまた首をぶんぶんと横に振って断り、私は「見ます。」と言った。

ビッグベビーを育てるために胎盤もかなり大振りで、1kgあったそう。(通常

は500g程度)

昨年はこの胎盤になる組織が奇胎化して苦しめられたが、今年は41週の間、無事に胎児を守り育てて来てくれたのだ…!

そう思うと感慨深かった。

心の中で胎盤にありがとう、お疲れさまと言った。

その後、助産師さんが胎盤の各部位を指差しながら、どの部分が何で…という説明をしてくれたのだが、夫が見ないようにしていたものだから訳してもらえず、よく分からなかったw

しばらくすると、帽子だけ被せられた息子が戻って来た。

カンガルーケアと会陰の縫合

裂けた会陰の縫合

戻ってきた息子はまた私の胸の上に乗せられた。

4030gと言ってもまだ赤紫色で細くて小さくて…触るのが怖かった。

でもとても静かで、穏やかに息をしていた。

私が胸元の小さな息子を不思議そうに眺める一方で、下半身の方では後処置がされていった。

男性の産婦人科医が会陰の縫合をし始め、助産師さんが説明をしてくれた。

助産師さん「これから会陰を縫いますが、硬膜外麻酔をしているので痛くないはずです。」

とのこと。

痛みを感じないなら全然いいや、と安心していたのだが、何針めかで痛みがほとばしり、息子を抱えながら思わず「痛っ」と叫んでしまった。

というか…縫合の時間が長い。

産む直前にプチっといったのは医師が会陰切開したものばかりと思っていたが…それにしても一体何箇所切ったのだろう?

私「何箇所切ったのですか?」

助産師さん「いえ、切っていません。」

え?会陰切開しておらず縫合しているということは…

つまり裂けた!?まさかの会陰裂傷!!

麻酔が効いているはずなのに恐ろしく痛い縫合だった。

何箇所も会陰を縫われていき、私は息子を抱えながら脂汗を滲ませて苦痛に喘いだ。

恐ろしく痛い縫合が終わると、私の血液や羊水まみれのシートが片付けられ、私も綺麗に拭いてもらい、オムツをはかせてもらった。

カンガルーケアと初授乳

助産師さん「赤ちゃんにミルクをあげてみましょう。」

授乳と言われても…産んでそんなに直ぐに母乳って出るものなのか?と戸惑っていると、

助産師さん「母乳が出なくても大丈夫です。生まれてから2時間以内に赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことがとても大切なのです。」

とのことだった。

そして助産師さんに助けられ、静かに寝息を立てている小っちゃな息子に初めての授乳をしてみる。こんなに小さくて目も開いていないのに、乳首のある場所に頭の位置を合わせてあげると、息子は目を閉じたままちぅちぅと乳首を吸い始めた。

はぁ〜…こんなに小さいのにちゃんと動いてる!と感心してまじまじと息子を見つめる私。

助産師さん「ここからはしばらく親子タイムです。」

と言い、これまでずっと付き添ってくれていた助産師のリタさんは分娩室を出ていった。

分娩室の中は、夫と私、そして生まれたてホヤホヤの息子が残された。

小さな吐息を立てている息子の体は少しひんやりしていて、どうして良いか分からなかったが、とりあえず必死に自分の体温で必死に温めた。

帽子には少し血がついてしまっていた。

4000g超と言えども、大人から見れば小さな小さな息子。

ずっと目を閉じているので起きていのるか寝ているのか分からなかったけど、一生懸命に私につかまって乳首を吸っている姿を眺めているうちに、段々と愛しさがこみ上げてきた。

ようこそ、この世界へ。

元気に生まれてきてくれてありがとう。これからよろしくね。

心の中でそう呟いた。

あとがき

大分長くなってしまいましたが、出産体験記シリーズ、最後まで読んでくださってありがとうございました。

出産当初は赤紫色で、皮膚もひび割れだらけで、細くてふにゃふにゃで、抱いたら壊してしまいそうなくらい怖かったのですが、これを書いている今現在は生後2ヶ月。順調に成長して体重は7キロを超え、全身ぷくぷくになりました^^

上に書いている通り、私は産んだ瞬間は(可愛い!)というより、(どうしよう、怖い!)という感情の方が強かったです。

この後の入院生活の中で徐々に母性が芽生え、退院する頃には「息子Love」の状態になりましたw

最後に、私の陣痛時から最後の分娩時までずっと付き添ってくれていた、英語を話せる助産師のリタさんに、そして私の出産に携わって下さった全てのスタッフさんに、この場を借りて深くお礼を言いたいと思います。

出産体験記は終わりますが、引き続き、私の人生の中で一番幸せに満ち溢れた、けれども大変だった入院生活について綴りたいと思いますので、よろしければお付き合いくださいm(_ _)m

Lui

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