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出産・育児

イタリア妊娠生活2 – 妊娠5週、心拍確認できず…不安に駆られる私にイタリア人医師がくれた言葉【海外出産】

eyecatch-イタリア妊娠生活2 出産・育児

※この記事は過去に書いたこちらの記事↓の続きなので、少し昔の話になります。

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産婦人科に行きたい…でも未だ健康保険証が無い!

clinic

 

妊娠検査薬が陽性となり、まずやるべきことは産婦人科探し。

しかしこの時の私はまだイタリアの滞在許可証(ペルメッソ)が下りていなかったために健康保険証も持っていなかった。

 

保険証が無ければ医療費は満額支払わなければならない

「イタリアは医療費が無料」と言われるが、それは健康保険証があってこそ。

海外からの移民の場合、健康保険証は滞在許可証が発行され住民登録が完了しなければ発行してもらえない。

この時私は移住後4ヶ月が経ち、滞在許可証の申請からは3ヶ月が経っていたが未だ滞在許可証は発行されていなかった。(後日談:結局発行されたのは翌年の1月なので7ヶ月もかかった。)

さらに健康保険証が無いので指定のホームドクター(かかりつけ医)もおらず、国立病院の紹介状を書いてもらうこともできない。

国立病院に行っても医療費は満額支払わなければならない状態だった。

 

プライベートのクリニックへ行くことに

医療費が無料になる国立病院は不要不急の人々までもが毎日わんさかと訪れるため、恐ろしく待たされる。

この長時間の待ち時間を金で解決したい、という人は自腹を切ってプライベートのクリニックへ行く。(とはいえ国民皆保険とは別に勤務先の企業によっては80〜90%の医療費をカバーしてくれる保険に加入している場合もある)

プライベートのクリニックであればホームドクターを介する必要も無いので手っ取り早い。

健康保険証が無かった私は、どうせ満額払わなければならないなら待たされないプライベートの方が良い、ということで夫が探してくれたクリニックへ行ってみることにした。

 

綺麗で新しいプライベートのクリニック

clinic

イタリアの病院に対して良いイメージを持っていなかった私は、病院を訪れてみるまでかなり不安だった。

Twitterでイタリア在住の方の話などで情報収集を行っていた私が抱いていたイタリアの病院のイメージと言えば

    • 古い
    • 汚い
    • 恐ろしく待たされる→病状悪化のパターンがよくある
    • 患者の扱いが酷い

だった(笑)。

しかし今回訪れたプライベートのクリニックは、そんな私の予想を裏切り綺麗で新しかった。

 

予想新しく綺麗、かつ効率的なプライベートのクリニック

夫がクチコミで調べて連れて行ってくれた産婦人科は事前予約制ということもあ理、待合室で待っている患者はせいぜい1〜2名。

日本のように来院→受付→名前を呼ばれるまで待合室で待つ

という流れではなく、受付も通さず直接診察室の前で待つ。

予約はしていたものの、自分が来院したことを向こうは把握してくれているのだろうかと少し不安ではあった。

しかし予想に反し診察室の前に着くと私達は全く待たずにすんなり通してもらえた。

 

診察室で受付から会計まで一貫対応

産婦人科医はにこやかなお爺ちゃんだった。

広い部屋には診察台と問診のための机がパーテションも無く置かれており、診察室の中は医師と助手(?)の女性の2人だった。

助手の女性は日本の看護師のようなナース服を着ることもなく、デニムにシャツというカジュアルな服装。

お爺ちゃん先生は夫とイタリア的な明るい世間話をした後、やっと診察に入った。

私は大きな紙切れを一枚渡され、トイレを済まして下着を脱ぐように言われた。

このすぐに破れそうな頼りない紙で局部を覆えと…?

トイレは診察室の中にあった。

日本なら待ち時間中に済ませておくように言われそうなものだが、この間も先生は待ってくれているのである。

私が準備をしている最中も先生は夫と世間話で盛り上がっていた。

一応私はスカートで行ったのでこの頼りない薄っぺらい紙切れ一枚では心許無く、下着だけを脱いでスカートは履いたままにした。

フランスでは意味もなくスッポンポンにされると聞いていたので、イタリアの方が大分良いなと思った(笑)。

この問診からトイレに行き、準備するところから、処方箋を出してもらって会計するまでの全てがこの診察室の中で済まされてしまう。

それもたまに手を止め楽しく世間話をしながら。

というわけで医師が患者一人一人にかける時間がとても長い。

 

妊娠確定も心拍確認はできず、胎嚢も小さい…そんな私に先生がかけてくれた言葉

doctor

 

胎嚢の確認

診察台に上ると、いよいよ子宮の中の我が子とご対面だ。

エコーを突っ込むと、以前も見たことのある豆粒のような物が見えた。

胎嚢だ。

大きさは9mm。

しかし生理日から換算した予定週数は妊娠5週頃だが、その週数にしては小さいということだった。

何よりまだ心拍が確認できない。

胎嚢が小さく、心拍が聞こえない…奇胎化してしまった前回と同じ感じだ。

不安感に襲われる私。

 

無機質な日本人医師

前回の妊娠では、この時点で診察してくれた日本の女医には

「ちょっと胎嚢が小さいですね。今は何とも言えません。」

と、無機質な回答をもらった。

何を聞いても「何とも言えない」だけ。それ以外の何の情報も与えてくれなかった。

過剰な期待をさせないで淡々とした事実だけを述べる方針だったのかも知れないが、初めて妊娠できた嬉しさは吹き飛び、どんよりした不安感に襲われながら診察室を後にすることになった。

 

不安に駆られる私にイタリア人の先生がかけてくれた素敵な魔法

それに対し、同じく胎嚢が小さく心拍確認ができなかった今回、イタリアのお爺ちゃん先生が私に言ってくれたのは

「おめでとう!妊娠しているよ!まだ小さくて早過ぎて心拍は聞こえないけど、これがバンビーノ(赤ちゃん)だよ!」

と、エコー画像の豆のような胎嚢を指さして満面の笑みで言ってくれた。

「おめでとう」

先生から言ってもらえた言葉。

「心音はまだ確認できる段階では無いけど確実に妊娠しているからね、まずはそれだけでも素晴らしいことだよ!」

医師の先生にそんな風に言ってもらえるなんて思いもよらず、とても嬉しくなった。

そして先生は「胎嚢」ではなくバンビーノ(赤ちゃん)と言ってくれた。

未だ心音確認はできなくても、確実に命が宿っている!そんな風に思わせてくれた。

胞状奇胎の既往についても伝えたが、

「mole(胞状奇胎)を2度も経験するなんて、交通事故に2回遭うくらい稀な確率だから心配しなくていいよ!」

と言ってくれた。

胞状奇胎は日本でも稀な症状で、イタリアではさらに稀なケースだと思われたが、この先生は知っていたようだ。

さらに、イタリア版の母子手帳なのか、お腹の大きな女性のイラストが表紙に印刷されたA4版のファイルを渡され、

「これから大切な記録になるから、大事に保管するんだよ。これは元気な赤ちゃんが生まれるお守りだ!」

日本では心拍が確認されないともらえない母子手帳。

このファイルをもらった時、何故か涙が出てきた。

このにこやかなお爺ちゃん先生に、今回の妊娠はきっと大丈夫だ、そんな魔法をかけてもらったような気持ちになった。

次の検診は2週間後。その時には、前回聞くことができなかった心拍を聞くことができますように…

 

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